これは実話です。
ワタシの知り合いで自分のパソコンに購入したMicrosoft Officeをインストールして使っていたところ、ある日突然
「この製品はプロダクトキーが無効なのでアクティブ化できません」というようなメッセージが出て使えなくなったとか。
そんな事あるんでしょうか?
メーカー製パソコン購入時に付属しているOfficeを使い続けるならありえないハナシ
例えば、メーカー製パソコンを買った時に付属しているMicrosoft Officeをそのパソコンで使い続ける場合はなんにも問題ないし、プロダクトキーが無効になることはありえない。もしもなにかのバグでそうなったらマイクロソフトのサポートに問い合わせ事情を説明すれば復活するはず。
パッケージ版のMicrosoft Officeを買った人も家電量販店やパソコンショップなどの実店舗で買った場合はほぼ問題ないでしょう。
じゃあ、どんな場合に問題があるのか?
それはネットショッピングでの購入の場合。
正規品だと思っていても実は非正規品を掴まされた可能性がある。
非正規品は最初は認証できてもある日突然使えなくなることが多い。
特にアブナイのはヤフオクでプロダクトキーだけ販売しているモノ。
マイクロソフトはプロダクトキーのみの販売っていうのは一切していない。
Office2013以降はパソコンに付属しているモノについてはプロダクトキーのみでインストールメディアは付属していないが、それはパソコンに最初からインストールされていて、万が一のリカバリーの際もOSと一緒にインストールされるから実質メディアが付いているようなもんだ。
「これは正規品かな?非正規品かな?」と考えなくても「プロダクトキーのみ=非正規品」とおぼえておけば良い。
それに価格も信じられないくらい安いので、正規品なはずはない。
くれぐれもこういうものに手を出してはイケナイ。
どうしてもOfficeソフトが使いたければ正規品を購入するか、正規品が高いのなら互換性のある他社のOfficeソフトを購入して使えばよい。
互換性のあるソフトは「Office互換ソフト」で検索すればいくつかヒットするはずである。
少々使い勝手は違うが大きく変わることはないし、互換性があるので今まで作ったOfficeのファイルの読み込みや編集もできる。
一考の価値はあるので検討して欲しい。
パッケージソフトを買ったからと安心はできない
ネットショッピングでプロダクトキーのみではなく、パッケージで購入したから自分は安心って思ってないだろうか?
数年前から精巧な偽物(つまり非正規品)がネット上で出回っている。
一番多く簡単に見極められるのが「Office Professional plus」というパッケージ名のOfficeだ。
「plus」がつくパッケージソフトは存在しない。
「plus」とはボリュームライセンスと呼ばれる企業向けオフィスソフトで企業が多数のパソコンにインストールする際、所有しているパソコンの数だけプロダクトキーが発行されていたら管理が大変なので、一つのプロダクトキーで数十台、数百台のパソコンにインストールできるライセンスの形態のことだ。
つまり、コンシューマー向け(個人ユース向け)にパッケージで「plus」がついていたならば、その時点でアウト!
しかし、知らない人は結構きちんとつくられたパッケージに騙されてしまう。
それで突然使えなくなって困ってしまったという人が実に多いのだ。
ワタシの知人もこのパターンである。
精巧なパッケージを作るコストをかけてまで非正規品を販売しないだろうと思うのはアマイ。
巨大な隣国で安いコストで大量に生産されているのだ。
plusがついている製品なら簡単に見破れるが実はそれ以外にも非正規品は出回っている。
正規品と見分けがつかない非正規品がある?
マイクロソフトが正規に発売しているOfficeと全く同じ商品名、同じパッケージデザインの非正規品というのも出回っている。
本物を並べて比較しないとその違いはほとんどわからない。
これもまたある日突然使えなくなるという可能性があるので注意が必要だ。
注意と言ってもどこをどう注意すればいいのだろう?
大手のネットショッピングといえば、アマゾン、楽天、ヤフーショッピングなどがある。ヤフオクやメルカリなどにも多数出品されているが見分けが困難だからとショッピングサイトで購入したら相手は業者だろうから安心だと思ってないだろうか?
実はそういうショッピングサイトでもごくごく普通に非正規品が売られていることがある。
冷静に考えるとそりゃそうだと思う。
アマゾンにしろ楽天にしろヤフーショッピングにしろたくさんいる出品者の膨大な商品の一つ一つをいちいち正規か非正規をチェックする術は持っていない。
性善説に立って規約を守って出品しているということになっているので、中には儲け第一主義のショップが非正規品を扱っていてもおかしくはない。
商品写真では正規か非正規かをわからないような写真にしているので見分けがホントつかない。
それ以外で見分けるのは価格しか無い。
あまりにも正規品より安く(しかも新品で)売られていたら怪しいと思って欲しい。
どうしてもMicrosoft Officeでないとダメだという人もいるだろう。
そういう人はきちんと正規品を買って欲しいし、買うべきだ。
高すぎるというのであれば実は無料でもMicrosoft Officeが使えるというサービスもあるのでそれを利用して欲しい。
「どんなサービス?」
と思われるだろうが、それについては明日の記事で紹介したいと思う。
乞うご期待!