これから夏に向けて雨とともにカミナリも多くなってくる(冬や春にも当然カミナリはあるのはあるが)
カミナリがゴロゴロ鳴ったらパソコンの電源は落としたほうがいいと言われるが、それはなぜだろうか?
アナタのパソコンを守るためにはぜひ守ってほしい理由がある。
カミナリが直接パソコンにダメージを負わせるわけではない
雷がなったらパソコンの電源を落とすのはなぜか?
別にカミナリがパソコンをクラッシュさせるわけではない。だったら雷雨のときでもパソコンを使ってたらいいじゃないと思うが実はそうでもない。
直接的な原因ではなくパソコンに影響を与えるのは実は「停電」だ。
雷雨の時はどこかで落雷があったら停電する場合がある。
バッテリーを搭載していないデスクトップパソコンは停電があると当然のことながらイキナリ電源が落ちる。
きちんとした手順でシャットダウンしなければ、場合によってはパソコンに深刻なダメージを与える場合があるのだ。
落雷があっても停電しなければ特に問題はない。
しかし、落雷時に停電があるかないかは誰にもわからない。だから遠くでゴロゴロと鳴りだしたら念のためにパソコンをシャットダウンしてしばらくは使うのを我慢したほうがいい。
これは一般論で、時と場合により電源を落とすだけではダメでもっと対策を講じなければ行けない場合がある(らしい)
それは・・・
稀にカミナリが直接パソコンに甚大なダメージを与えることがある
これはワタシが直接経験したわけではなく、パソコンサポート時代にとある顧客から聞いたハナシだ。
その顧客は山の中腹でお茶屋さんを営んでいた。
山と言っても標高数百メートルのそんなに高くない山ではあるが平地とは違う対策が必要なんだとか。
というのは、夏になるとカミナリの出現がハンパないそうな。
しかもゴロゴロと鳴っているのがすぐ近く、というかすぐ上って感じらしい。
だからもしも落雷にあったら、そりゃもう大きな音が響き渡って停電もある。
そんなときにはパソコンの電源を切っておくだけではダメで、切っていても運が悪ければパソコンが壊れるらしい。
運が悪ければというのは、万が一落雷があったら家屋内の電気の配線を通ってカミナリが逆流のように入ってくることがあるらしい。
そんなときはパソコンだけでなくテレビやエアコンなどの電化製品もダメージを食らう。
それはコンセントに電源ケーブルを繋ぎっぱなしにしているから。
電源ケーブルを伝って機器にダメージを与えるということ。
山の中腹に住んでいる人はゴロゴロと鳴ったら機器の電源を落としコンセントを抜いておくというのが常識だそうだ。
パソコンの場合はそれだけでは安心できない。
もし有線LANを接続しているのであればLANケーブルも抜く、LANケーブルから電気が侵入することも否定できないからだ。
しかしあまりに心配性になる必要もない。
たぶんアナタが交通事故に合う確率よりも落雷でパソコンにダメージを負う確率のほうが低いだろう。
山の中腹に住んでいるのでなければほぼ安心だ。
ただ、そういうことを知っていてある程度の対策をするのか、無頓着に何もしないのかではいざという時に違いが出てくると思う。
頭の片隅に留めていてもいいから覚えていて欲しい事柄だ。