Windows10に組み込まれているウィルス対策ソフトであるWindows Defender。
NortonやらTrend Microやらのウィルス対策ソフトに比べるとイマイチ性能面で劣るような印象は否めない。
でも、タダで使えるっていうのはやはりありがたい。
そんなWindows Defenderだけどタダ以外に使うメリットはあるんだろうか?
以前のWindowsDefenderと違って大幅な進化を果たした
海外の団体でAV-Comparativesという第三者評価をしている団体が各ウィルス対策ソフトのウィルス検出率を調べたんです。
毎月公表してるんで若干結果の数値が上下しますが、はやりシマンテック(Norton)トレンドマイクロ(ウィルスバスター)マカフィーあたりはいつもウィルス検出率は100%。
お金出して安心を買うんだからこうでなくっちゃって結果です。
で、マイクロソフト(Windows Defender)はというと直近の4月は96.4%の検出率でしたが、2月は100%を記録、有料ソフトと遜色ない結果を出してきました。
無料ということを考えると侮れない存在です。
登場した頃の「無いよりマシ」というレベルからは大きく進歩しているようです。
avast!やAVGあたりの無料ソフトをインストールするなら、別にWindows Defenderに任せててもいいんじゃないだろうか?と思える出来です。
でも中には「96.4%」ってウィルス対策ソフトの世界じゃ性能低いんじゃない?って思うかもしれない。
しかし、100%では無かったが、かと言ってウィルスに侵入されたわけではないらしい。
そのあたりは難しいんだけど侵入は0%となっていて、それ以外はどうやらパソコンの使用者側の設定でウィルスの侵入に対して実行を許可するかどうかのダイアログが出たりするということです。
まぁ、そこでブロックすればいいんだけど、よくわからない場合許可しちゃう可能性は否定できませんね。
悩むくらいならWindowsDefenderで問題ない。
ネットでパソコンを使用する人すべてがヘビーユーザーというわけではないし、1日数時間、もしかしたら週に数時間かもしれないような使い方の人もいるだろうし、みんながみんな有料の高性能ソフトを買う必要はないと思う。
まぁ、ウィルス対策ソフトは安心を買うようなものだから、WindowsDefenderが信頼できないなら他のソフトの購入をするべきだろう。
しかし、よく考えて欲しいのはウィルスにしろマルウェア、スパイウェア、ハッキングなどはWindowsのセキュリティホールを狙ったり、システムを狙ったりしているわけで。
じゃあ、そのWindowsを作ってるのはどこ?と言われるとマイクロソフトなんですよね。
マイクロソフトは日々どんなウィルスや不正侵入がどのように入ってくるのかということを一番知っている企業なんです。
なんで一番かというと、不正侵入を試みるアクセスが世界で二番目に多いらしいから。ちなみに一番は米国防総省(ペンタゴン)なので、企業としては世界一不正侵入者がやってくるってこと。
対策するために敵を知るのが重要だとするならマイクロソフト以上に敵のことを知り得る企業はないんじゃないかと。
だからこそWindowsDefenderには期待が持てる。
もしもウィルス対策ソフトの購入を悩んでるならしばらくそのままで使ってみては?