まぁ、ワタシのブログをご覧になる方は基本的にワタシよりPCスキルが高い方ばかりだろうと思うので、「それくらい知ってるし、常識でしょ」って言われちゃいそうですが、もしも知らない人がいるかもしれないのでちょっと解説しますね。
Core2Duo搭載機はほぼ非AFTのハードディスクでなければメーカー仕様のリカバリーができない。
あ、毎度のことですが内容についてはNEC及び富士通製パソコンを前提に話しています。
もちろん、他のメーカーにも当てはまる場合が多々あるかと思いますが、ワタシが他のメーカーのことを知らないので検証はしておりません。
現在はCPUと言えばCore iシリーズなのでもう「非AFT」なんて気にすることはないんですが、Core2DuoのCPUを搭載していた頃はこれが非常に重要だったんです。
AFTとはAdvanced Format Technology(アドバンスド・フォーマット・テクノロジー)の略で何のことかといえばハードディスクの物理セクタのサイズを大きくした技術の事です。
そのあたりを詳しく知ってもあまり意味がないし、ウンチクにしかならないので細かな解説は割愛しますね。とりあえずAFTと非AFTの二種類が存在すると思って下さい。
例えば、NECにしろ富士通にしろハードディスクを交換してリカバリーをしようと思ったらAFTのハードディスクではリカバリーができません。
リカバリーまでは完了するのですが、その後の初期セットアップができないんです。
これはAMD製CPUには全く関係のないことで、AFTでも非AFTでもどちらでも普通にリカバリーが出来てしまいます。
ですから、もしもAFTのハードディスクを接続してしまったためにリカバリーが出来ないということに出くわしたら、非AFTのハードディスク変えてみましょう。
不思議なことにAFTのハードディスクを使ってもクリーンインストールなら問題なくできちゃいます。
ワタシはメーカー製パソコンにクリーンインストールは否定派なので、これではメーカー製パソコンとしては認められません。
きちんとオリジナルな状態にするためにはクリーンインストールよりリカバリーを行ったほうが良いのは言うまでもありません。
裏技的にAFTハードディスクでリカバリーと同じ状態にしてしまう方法
1点、あるやり方をすれば、AFTのハードディスクでもリカバリー直後と同じ状態を再現できます。
特に問題なく使用もできますが、なぜかリカバリー領域からリカバリーを行うと完了せずWindowsが起動しなくなります。
じゃあ、どうやってリカバリーを行っているのかといいますと、これはリカバリーではなくクローンをしているのです。
専用の機器を使い元のハードディスクに入っているデータ(OSのデータも含む)を丸々新しいハードディスク(AFTの)にコピーしちゃうわけです。
これでコピーを作ったハードディスクはAFTであってもコピー完了後パソコンに取り付けたら普通に起動します。
絶対リカバリーを行ってはいけないのでオススメはできませんがどうしても非AFTのハードディスクが手に入らない場合は一考する余地はあります。
なぜ非AFTのハードディスクが手に入らないかといいますと
旧世代の仕様なので非AFTのハードディスクの新品は入手がほとんど不可能
非AFTは旧世代の規格なので今は採用されていません。
ですから新品の非AFTハードディスクもなかなか手に入らないんです。中古ですとまだまだわんさかありますけど人によっては新品が絶対いいという方もおられるでしょうからね
その場合は前述のクローンを作るやり方もありだと思います。
そのあたりのこと以前はワタシも全然知らなかったので、AFTのハードディスクを入手してCore2Duo搭載機でリカバリーを行ったらなんどやっても出来なかったという記憶があります。
疑問があったらしっかりググるという知識もまだないころだったので、販売先に「不良品だ」なんて見当違いなクレームをつけてました(笑)
同じような減少でトラブっている方は非AFTのハードディスク(中古でも可)を入手してトライしてみて下さい。