中古パソコンと最新パソコンで一番違うことといえば、やはり性能面ですわな。
いつもいつもその時代で一番性能の高いCPUを搭載したパソコンを手に入れられるわけでもないし、そんなにパソコンに負荷をかけるような使い方をするわけでもないって場合は中古パソコンでも十分。
しかし、そうはいっても少しでも速く動作するパソコンのほうがいいに決まってる。
さてどうしたもんかのう?
一般的に手を入れられる高性能化はメモリとハードディスク部分
デスクトップPCの場合は高性能なグラボ(グラフィックカード)を搭載して描画をグラボにまかせ、CPUの負担を減らすことで高性能化が図れたりもするけれど、ノートパソコンの場合はできることと言ったら限られる。
第一にメモリをそのパソコンの最大値まで搭載するということ。
具体的には現状2GBのメモリが搭載されていて最大値が4GBなら迷わず4GBにする、現状が4GBで最大値が8GBであれば8GBに増設する。
これは結構体感できる高速化の一つである。
ワタシがパソコン初心者さんにメモリについてわかりやすく説明する時によく使う表現が
「例えば、腕のいい料理人二人にそれぞれ4品の料理を作らせたとしましょう。一人はコンロが一つで4品を作る、もう一人はコンロが4つで4品を作る。よーいどんで作り始めた場合どっちが速く作れると思いますか?」
そういうと誰もが答えに「コンロ4つを使う料理人」って答えます。
「そう、コンロがパソコンで言うメモリです。メモリが多いほうが同じ作業量でも動作が速いんです」と。
厳密にはそうじゃないかもしれないけど、ビギナーさんはたいてい納得してくれました。
「腕のいい料理人とはCPUの事。腕の悪い料理人より仕事が速いんです」とも付け加えます。
的確なたとえでは無いかもしれないが、実際のところメモリの増設はかなりの効果をもたらす。
できるのなら、最大値のメモリにするべし。
ハードディスクについては交換するなら読み込み速度の速いものがよろしい。
読み込み速度で検討したらSSDしかない
少なくともハードディスクを交換しようかと検討するということは、中古パソコンとしても結構使い込まれて年月が経っていると想像できる。
最新のハードディスクならそこそこ読み込み速度も速いものが登場しているが、5~8年くらい前のハードディスクならSSDに交換することで劇的に速くなる。
その上静かにもなる、いい事ずくめだ。
どれくらい速くなるかと言うと、3~5倍くらい読み込み速度が速くなると言われている。
Windowsの起動時間も「最新パソコンか?」と思うほど速くなる。
そりゃ、CPUにも左右されるから一概にすべてのパソコンでびっくりするほど速くなるとは断言できないが。
ワタシの場合(デスクトップだが)Intel Corei5-3330S(2.70GHz)でメモリを4GBから8GBに、ハードディスクをSSDに交換したら、電源を入れてからWindows10が起動するまで20秒ほど立ち上がるようになった。それ以前は1分以上かかっていたものがだ。
SSDにするなら外付けHDDも一緒に取り付けよう
SSDはHDDに比べて高価だ。
とあるショッピングサイトでは、2.5インチHDDで1TBの容量だと5~6000円、一方SSDだと同じくらいの値段で買える容量は120GBくらい。
イマドキ、120GBじゃハイビジョン画質の動画とかだとすぐにいっぱいになってしまう。
iPhoneの容量より少ないんじゃパソコンとして使うにはキビシイ。
そこで、外付けHDDを追加で検討しよう。
WindowsをインストールするCドライブにSSDを利用し、データ保存は外付けHDDを使うというわけだ。
これだと、将来パソコンをリカバリーしたり、パソコン自体を買い替えたりしたときもデータバックアップの必要はなく、USB端子を差し替えるだけと超シンプル。
例えWindowsが起動しない深刻なトラブルがあったとしても個人のデータは影響を受けないのだ。
ワタシも当然この手法でSSDはCドライブのみで120GB、外付けHDDは2TBを2台接続してる。
個人データをCドライブに保存しないので120GBのSSDでも半分もその容量を使っていない。まだまだ余裕たっぷりだ。
CPUを交換できる人はそれに加えて、互換性のある性能上位のCPUに交換すれば鬼に金棒。
CPU単体はオークションサイトなどで中古で購入すればリーズナブルだし。